『バガヴァッド・ギーター』は、戦うべきか迷うアルジュナに、友であり御者であるクリシュナが語る対話篇です。「私は誰か」「どう行動すべきか」「人生の目的は何か」を段階的に扱います。
基本情報
- 位置づけ
- 叙事詩『マハーバーラタ』の一部
- 構成
- 18章・700節
- 対話
- クリシュナとアルジュナ
- 舞台
- クルクシェートラ
伝統ではヴィヤーサが『マハーバーラタ』に編纂したと理解されます。成立年代には研究上複数の説があるため、特定の年代を歴史的事実として断定しません。
なぜ戦場で語られるのか
アルジュナは相手側に親族や師を見て弓を置きます。クリシュナは、身体と自己、責任ある行為、知識、瞑想、バクティを順に説明します。戦場は、避けられない選択を前にした人間の葛藤を鮮明にする舞台です。
中心となる教え
身体と自己
第2章13節は、身体が変化しても、それを経験する主体は継続すると説明します。
行為と結果
第2章47節は、行為を放棄するのではなく、結果だけを動機にせず責任を果たすことを説きます。
ヨーガとバクティ
ギーターでは、行為、知識、瞑想、バクティが、自己と至高者との関係を理解する道として論じられます。
初心者の読み方
- 第1〜2章でアルジュナの葛藤を確認する。
- 本文、翻訳、解説を区別して読む。
- 章ごとの主題を短く記録する。
- 疑問は読書会や講座で質問する。

